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てんかん

柴犬のひなたちゃんは15歳の女の子。

数年前にてんかん発作を起こして以来抗てんかん薬を服用して発作のコントロールをして生活していました。

ところがある日大きな雷の日に発作が再発、発作は数時間おきに起こり、その日以降ひなたちゃんは立てなくなりました。


鍼灸漢方で何とかならないかと飼い主さまから問い合わせをいただき、ひなたちゃんの中医学治療をスタートすることになりました。


初診時のひなたちゃんは後肢は完全に麻痺、前肢も反応が鈍くなっていて自力では立てない状態。また、意識が混濁していて夜鳴きをするようになっていました。

ひなたちゃんの場合、脳の経絡の流れの滞りが発作の原因と考えられました。鍼灸で経絡の詰まりを取ってあげると施術後にはフラフラしながらも少し歩けるようになってくれました。またその日から夜鳴きもおさまりました。


高齢での発症だったこともあり、どこまで元の状態に回復できるかはチャレンジでしたが、ひなたちゃんはその後みるみる体調がよくなり今では発作前と変わらない様子でお散歩にも行けるようになりました。

脳の経絡の詰まりは、ひなたちゃんの場合慢性的な胃腸の弱さが原因と考えられました。再発しないようにするため今後は胃腸を元気にしていくことが課題です。


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