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副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)

ミニチュアダックスフンドのノアちゃんは14歳の女の子。

ノアちゃんはクッシングによく見られる症状が顕著に出ていたわけではなかったのですが、肝臓の数値が高く一部腫瘍がありました。主治医からオペを勧められたそうですが、最近覇気がなくずっとしんどそうなので、オペではなく中医学や手作りご飯でなんとかしたいと来院されました。


そして、その後の検査でノアちゃんのQOLを下げている原因がクッシング症候群であることが判明しました。


中医学的には、身体に必要な気血が不足し疲れやすい状態になっていると考えられました。さらに身体は火照り、身体を潤す水は干上がっていました。一日中ハァハァ喘ぎ、目に力はなくとてもしんどそうでした。


西洋薬の投薬を極力少なめに服用しながら

漢方と手作りご飯、そして鍼灸治療をすることになりました。

体質改善がなかなか進まずしんどい時期もありましたが、飼い主さまとの二人三脚の治療継続で体調は安定し、美味しくご飯を食べ散歩に楽しんで出られるようにもなりました。





















中医学では舌の状態(舌診)を非常に重視しています。舌は身体の中の状態を表す鏡のようなものです。画像左が初診時、右が体質改善後の舌です。


体調が整ってくると舌はこんなにもキレイに変化します。




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